大地の芸術祭２０１５・８月１４日 - 【酔いどれ日記】日本酒の日々、時々スキー

３年に一回新潟：十日町エリアで開催される大地の芸術祭
今回もお盆休みを利用して見に行ってきました
２０００年、２００３年、２００６年、２００９年、２０１２年に続き、第６回目
広大なエリアなのですべてを見るには相当な日数が掛かりますが、今回も２０１５年の新作を中心に見てきましたよ

８月１４日はかなりの雨降りでしたが、決行
川西、十日町エリアを中心に回ってきました

捨てられたもの
刘建华（リュウ・ジァンファ）

川西、千手神社そばにある土俵
ここで昔は子供相撲とかも開催されていたとのこと
白い磁器で土俵の周囲が埋め尽くされてました
この時どしゃぶりだったのと、やぶ蚊が多いよとの声があり、近づけずでした(^^ゞ

続いて星名邸の裏にあるぶなの木学舎にて

けれども、たしかにある光
田中芳

おととし亡くなられた方の作品群です
草木等の自然をテーマにした作品が並んでいて、ホッとする空間になっています
古民家を移築した施設にて展示です
ここは必見だと思います

次はかなり移動をして中条の山深く
旧飛渡第二小の展示を見て

一番奥深い枯木又へ

環の小屋
吉野央子

鶏が居ました（笑）

この古いお家で開催されていたのは

最後に継ぐ家
中島加耶子

ここでは作家さん自ら受付されていました
陶磁器を修復する金継ぎの手法を使って家屋に活用した作品
家のひび割れや傷に金継ぎを施しています
この家は芸術祭終了後、取り壊される予定とのこと
確かに家の屋根が壊れていますね
差し込む光とのバランスがとても素敵な作品でした

この作家さんは２年前に瀬戸内国際芸術祭にも参加されており、瀬戸内：高見島から応援団の方もいらしていました
作品の写真を見せて頂きましたが、光を活用したアートで、そちらも見に行きたいですね
応援団の方からお土産も頂き感謝感謝です

次に旧枯木又分校へ

無題
イ・ヒョンウ

校舎に入ると鉋で削った木がお出迎えです

プリズム
小出麻代

学校で使用されていた道具で作られた作品
楽譜は校歌でしたよ

ここは豪雪の十日町でも更に山の奥深く
雪で覆い尽くされてしまうものを表現したのではないでしょうか

外に出て竜王様のお社へ

供物
小松敏宏

２０１２年に雪解け水を詰めた作品になってたものですね
この日は雨で滴る水の音がとても良いですね
晴れるとキラキラするのではと想像します

この後間違えて南魚沼市へ下りてしまったのはご愛嬌

十日町市中心部に戻ってきて、キナーレへ

蓬莱山
蔡國強（ツァイ・グオチャン）

真ん中にアミューズメント的山が鎮座しています
煙が上がっているのもなかなか趣があります
しかし、裏は張りぼてで、レストランから丸見えなのは何か意図があるのかな？と

エントランスにもこの方の作品がありました

ここの展示を見つつ外に行くと

モグラがいます
モグラTV

開発好明

モグラに扮して、エフエムとおかまちと組んで毎朝ゲストとトークしています
野菜も作ってますし、会話もしてくれます
是非(^^)/

次は旧赤倉小学校に移動です

赤倉の学堂
ナウィン・ラワンチャイクン＋ナウィンプロダクション

バチカン宮殿にあるラファエロ作の名画「アテネの学堂」を模したものです
このエリアでは地域のつながりを大事にした作品が毎回行われています
住民全員にインタビューした映像と音声を聞いてからこの絵を見ると納得感も得られます。
記録として残るなかなかの名作だと思います

岩城和哉＋東京電機大学岩城研究室

前回はまっすぐでしたね

ここから見る景色はとても良いのですが、雨が残念でした

晴れると本当は鏡と水によって光がキレイに映るのだそうな
残念

という事で、この日は終わり
雨でも運転に気を付ければ（狭い道多いので）、楽しむ施設はいっぱいあります
開催期間は９月１３日まで
お時間があれば、是非新潟十日町市へ

２０１２年の時のブログ