さて前回の続きです。
この日は午後からの鑑賞ということもあり、十日町市街を中心に回りました。
◆Kakashi(案山子) (ジルヴィナス・ケンピナス)【中条八幡・桂スキー場(十日町)】
冬は小さなスキー場となる斜面に作られた、丸い模様です。
風にそよぐ模様が楽しいです。
上の方から見ると、田んぼとのミスマッチが、逆にアートであることを感じさせてくれます。
◆金色茶屋(豊福亮)【田麦(十日町)】
今にも崩れそうな小屋
その入り口(これは裏、デザインは龍)を入るとそこは金キラ金の世界
ここでお茶会を開くプログラムもあるそう
興味あればどうぞ(^o^)丿
◆からむしの部屋project(ドーヴ)【伊達(十日町)】
ここは、空家を利用して、からむし織を活用したアート
下には水が引かれていて、映し出される姿もキレイでした
からむしとは青苧(あおそ)と呼ばれる植物を繊維化して、織物にしたもの
このエリアでは小千谷とかでの織物が有名ですね
からむし染めのワークショップもあるようで、行った時に参加されている方もいらっしゃいました
◆はつがの家・臨床美術ギャラリー(臨床美術プロジェクト・代表:六角鬼丈)【土市・旧金沢歯科(十日町)】
臨床美術とは聞きなれない言葉でした
アートプログラムに沿って創作活動をしながら脳を活性化させる取り組みとの事
これは鯵の開きを思うがままに認知症の方に書かせたもの
とにかく恥ずかしがらず思いのままに書くのだそう
人参、メンタルヘルスの企業研修の中で、人参を書くのでなく周りから黒くして人参にしていったのだそう
これは子供たちに歌舞伎のやっているところの音を聞かせ、想像で描いたもの(凄い!)
この様に、思いのままに描くことで生き生きとした生活を送るために、希望を与えてくれる取り組みとのこと
自分も「出来なかったらどうしよう」と思う方なので、こういう取り組みにチャレンジしても良いかもしれません
しかし歌舞伎は凄いなぁ
音だけでここまで雰囲気出せるのかと
大地の芸術祭は空家を有効活用しているのも特徴です
ここは国道沿いですが、有名な歯医者さんだったそうです
まだ使われていた器具が置かれていました
こんな、その地域の生活・様子を伺いながら、現代アートを楽しむのが、大地の芸術祭の楽しみなのでもあります